MOOERがギター作るってよ!!「GTRS」のインテリジェントギターS800(仮)がやばい。

こんにちは、ギター女です。いつも廃盤機材ばかりレビューしている私ですがちょっと旬な話題を。

MOOERがどうやら新しくギターを作るそうなのですが、それがなかなかやばいそうなのです。

どうやばいのかちょっと見ていきます。ワクワクしてます。

サウンドハウス

最近のMooerはやばい。

私も以前Mooerの記事は書きましたが、当時はMooerといえば小さい筐体、安いお値段が売りのメーカーだったはずです。

まあ十分なかなかぶっ飛んだ子ではありましたけども。

その後エフェクターでなくペダルボードのレビューも書きました。エフェクターメーカーが出したのもすごいなって思ってたんですけどね。

しかし大人しかったのは最初だけでこのMOOER、Ocean Machineなるオリジナル空間エフェクターを皮切りに、ハイクオリティなマルチエフェクターをバンバンだすわアンプは作るわ、2019年くらいから私の記憶ではKemperの十八番だったはずのアンプの解析・キャプチャ技術を組み込んだマルチまで出してくるわ。

え、これは今まで別の舞台だったハイエンドメーカーの土俵に殴り込んでない?

と思ってたらなんと2020年には単体でその名もズバリトーンキャプチャーなるギターの音をサンプリングして解析、別のギターの音色に変えてしまう変態ペダルまで生み出してしまいました。アンプじゃなくてギターの音をキャプチャーするすごいやつだよ。

しかも1万円代で普通に安いです。どうなってるんだ最近の中国は!!!!

そして最近はiOSでも動くアンプシミュレーターGE labなんか発表してましたよね。そちらにも音声の波形を取り込んでシミュレートする技術はしっかり使われているらしくて本当近未来。

おかしいな。私がギター始めたのってそんなうん十年前とかじゃないはずなんですけど。ちょっと前までアンプのトーンキャプチャーを見て「すげえなー」「高かったよーすげえだろー」「すげー」ってキャッキャしてた記憶があるんですけど。技術革新おかしくない?これが歳?

そんなMOOERが今度はギターを作るそうですよ。

これでついにエフェクターからアンプからギターまで、全身ユニクロならぬ全身MOOERが可能になるかもしれません。

全身ユニクロがダサいの代名詞だったのは今や昔。今はお洒落さんもユニクロの時代。

ではMOOERは果たしてどんなものを作ってくるんでしょう。

やっぱりギターもやばかった。

出典はこちらの公式サイトとニュース記事です。まだあんまりニュースでてないのでこれくらいです。

で、ニュースの方の記事を見てみると

Mooerは、DSPを内蔵した新しいギターシリーズ「GTRS Intelligent Guitars」をIndiegogoで発表しました。GTRS Intelligent Guitarsは、エレクトリックギターにユニークな新風を吹き込むストラトキャスタータイプの楽器で、内蔵エフェクトとiOS/Android用の付属アプリを搭載しています。

とのことで。

え、私ギターの記事読んでるんだよね。エフェクターの記事じゃないよね。なんかギターに埋め込まれてたらやばいものが入ってる気がするんですが。

そんなやばそげなギターの気になるビジュアルはこちら

あら、普通に可愛いじゃないですか。どんないかついのが出てくるかと。

ストラトシェイプに絞って作るみたいですね。ストラトは歴史的に見ても低価格と量産を考えて作られたわけですし、一応低コストエフェクターのメーカー、Mooerらしいチョイスだと思います。一応ね。もう低コストメーカーって呼んでいいのかどうか。

ピンクストラトだけピックガードの材質が明らかに違うっぽいのは何かこだわりなんでしょうか。よく見るとグリーンストラトのピックガードもちょっと色が違うように見えます。共通部品で済ますことができるピックガードを色ごとに変えるなんて、単なるコストカット重視じゃなく結構細かいとこまで頑張ってそうな印象を写真からも受けます。

まあコストカット考えてたらギターにiOS用アプリとの連携要素を組み込むとかそもそも考えない気がします

でも一番気になるのはなんかストラトには普通ついてない真っ黒い目玉のようなつまみ。ゴツいだけじゃなくなんか光ってますね。なんだろな。

そんなことが気になりつつもニュースサイトや公式サイトを読んでいって情報を列挙しますと

・細かい情報はまだ出ていないがS800と呼ばれているらしい

・クラウドファンディングサイトIndie gogoで発表されたらしい。

・軽いらしい。

・SSHの3PUでボディはバスウッド、ネックはメイプル、指板はローズウッドらしい。

・GWF-4とかいうギターに繋がるBluetoothフットスイッチが付いているらしい。←おかしい

・内蔵チューナー、ドラムマシン、メトロノーム、ルーパー、マルチモード出力などの機能が搭載←おかしいおかしい。

・これらのエフェクトをオフにした状態で普通のギターとしても使えるらしい。←おか…しい?

・GTRS APPというフリーアプリに直接つなぐことでサウンドメイク・設定をギターに保存・録音・ライブストリーム配信が可能になる←おかしいって!!!!!

私ね、学生の時にカオスパッドギターがKorgから出てね。すげーって買った覚えがあるんですよ。それってそんな超昔の話じゃないよ。

こんなのおかしいよ。なんでエフェクターじゃなくてギターにフットスイッチが繋げるんですか。

アプリ側じゃなくてギター本体にエフェクトの設定を保存だなんてギターがその辺のエフェクター並みの性能持ってるじゃないか。

ていうかギターがカオスだよ。カオスパッドだよ。カオスなギターをカオスパッドどころかスマホに繋げちゃうなんておかしいよ。

情報いっぱいでもはや私の頭がおかしいよ。

リハスタで高校生が「やばい!エフェクター忘れた!ごめん携帯貸して!」「しょうがないなー」みたいな光景が当たり前になるんですかあ???すごい。

この数年で何が起きてるの。

そうは言ってもクラウドファンディングですし、まだ正式な発売じゃないみたいですが、しかし公式のAbout Usを見てみると

we’ve continued to update and make changes to the GTRS guitar until finally releasing the first 800 Series model.(DeepL翻訳君曰く : 私たちはGTRSギターのアップデートと変更を繰り返し、ついに800シリーズの第一弾を発売するに至りました )

発売に至りましたって読めるんですけども。もう確定してるんじゃないのMOOERさんの中で。それともDEEPL翻訳くんが先走っちゃっただけなのか。いやいや。

公式動画もあがっちゃってるよ。

う、うーん。これは…実際にギターの音が鳴ってる動画じゃないので詳細があまりわかりません。開発が完了しているのかどうなのか音はどんなものなのか。

もともとこのGTRっていうのはブログ最初にあげたアプリGEラボとマルチエフェクターGEシリーズが出発点になってるみたいで。その技術の発展形と思えば開発できてもおかしくない…のか?

しかしコンセプトはビシバシ伝わってきますね。練習から本番、どこでもギター一本でOKっていう。ただ電車の中でギターは音が出てなくてもやめといたほうがいいと思うよ。

向かいに座ってるマスクの兄さん、めっちゃ見てない?

あとこの動画の最後で電車で練習してたお姉さんがステージのお姉さんにギター渡した時、「あなたがライブするんとちゃうんかい!!!」って突っ込んだのは私だけではないはずです。え、なんの練習だったの?

いやギターを人から人へ手渡していく演出だとわかってはいるんですが。出演するお姉ちゃんたちがおそらく全員あんまギター弾けないんだろうなって感じむんむんなのも含めていろいろぶっ飛んでるぞこのビデオも。

あと冒頭でギターエフェクターをいやそうな顔で捨てた演出、私的にはいただけないぞ!!捨てるならください!!!大切にしますんで!!!

何から何までやばかった。

いやーすごいですね、MOOERのギター。

結構ライトな層、ギター初心者やギターメインじゃないボーカリストみたいな人たちに向けてアピールしてる広告なのかなあって印象です。ってことはそんなにお高くないんじゃないの??

このギターが世界に広まれば、重いエフェクターボードを持って階段さけて駅のエレベーターエスカレーターを探し回る話とか老害扱いされる世の中になるんですかね???やばい。

クラウドファンディングはまだですが、なんにせよ続報を待つって感じです。配信メールは登録できるみたいなんで登録して座して待ちます。

これからどうなるかが楽しみです。

以上、楽しいニュースで非常に楽しい時間を過ごしたギター女でした。