超意識の低いDTM機材入門。– 最初に勧める機材と汎用性のお話 —
どうも、インドアが極まって肌が緑っぽい妖怪です。血の気がない。
ここまでではない。
久々更新です。家にいるなら書けやって話ですが、なぜか意外とね、忙しいのです。
どうも私の周りのミュージシャン、コロナで逆に勢いづいている人が多いようで。配信ライブとかコンピとか企画を皆さん立ち上げてきてまして。
それをこちらもハイハイ勢いづいて安請け合いし続けた結果、去年よりやってることが多い状態です。
そんなトラックメイカー勢や宅録勢では制作づいている人もいらっしゃるかと思いますが、普段スタジオ録音やライブ活動がメインだった方はソーシャルディスタンスで非常にやりきれないご時世だと思います。
おうち時間でDTMを始めてみようかなって方も多いと思うのですけれど、でもそもそもDTMって何を始めればいいのかわからない。自分が宅録に向いているかどうかわからない。続けるかもわからない。
皆さんはどうでしょう。私はDTM始めたときそんな感じでした。
自分のバンド用デモをちょろっと作れればいいな、くらいで始めましたがお金なし。
そこからエレクトロを一人作曲するようになりましたがやっぱりお金なし。
そんな調子なので、初心者のうちは低コストで宅録したいと思ってました。
友達なんかはちゃんと最初からがつっとDTM用にパソコンやソフト購入してたんですけど、妖怪そんな度胸なかったのですよ。
そんな私のような「できる限りノーリスクでDTMを試してみたい」って人の参考になればなという、今回はそういう意識低い感じの記事です。
DTMで最後までトラックを作り込むスタイルではない人も、デモやプリプロを自分で作れればイメージも伝え易いと思いますし、そういうちょこっと触ってみたいくらいの人の助けにもなればなと思います。
ベッドルームミュージシャンがグラミー賞をとっちゃう時代。音楽制作はアイデアと勢いと愛。
ハードルガンガン下げて行きたいところです。
こんな感じで緩く始めていきたいと思います。まずはDTMには絶対必要なハードウェアについて。
最難関、PC本体。でもこの記事を見ているなら大丈夫。
まずDTMにはPC。しかもある程度スペックがあるものをというのが普通です。
このハードルが一番高い。金額も高い。
ですが大丈夫です。
この記事を読んでる皆様の大半はもうこのハードルはクリアしています。
このブログを見ているということはPCかスマホかタブレットか分かりませんが、何らかのネットにつながる箱や板の画面を今皆様のぞいてるということだと思います。
そう、今このサイトを見るために使っている機械。それでDTMはやれます。大丈夫です。

*ガラケーだったらすいません。
…こんなんかくと怒られそうです。
DTMにはハイスペックPCと有料のソフトが必要。そう言われてますがそうでもないです。
だって私、最近まで数世代前のMacbook Airと内蔵マイク、Garagebandで曲作ってましたからね。
はい。買った時点ですでに型落ちでバッテリーの死んでいた格安ノートパソコンを、さらに使い続けて4年ほどたった代物でトラック制作を開始しました。
最初はDTM始めるつもりは全くなくてもっぱらYoutube見るのに使ってたものですので、価格重視でスペックは最低ランクのものでした。
それなのにトラックやエフェクトを重ねまくった結果、一小節ずつしかプレビュー再生できないような状態でした。
それくらいの普通のパソコンです。
妖怪お金ないから。
ちなみに今はちょっと前のMacbook AirとAbletonくらいには進化しました。でもAirです。低コスト低スペックです。でもやれてます。大丈夫大丈夫。
そりゃある程度スペックがいいものの方がソフトもサクサク動いて捗りますけれど、作る分には結構低スペックでも何とかなります。作れはします。
プロには怒られそうですけども…。意識低くてすいません。
で、でもプロでも例えばこのSteve Lacyって人はiPhoneで作曲しています。それでこんなかっこいい曲を作ってるんですから。
だから大丈夫。最初はそれで大丈夫。
録音にハマってある程度知識もついたら、ヨドバシとかに行って店員さんに相談しつつ専用PCでも買いましょう。私もそろそろ専用機欲しいです。
これでハードルはがくんと下がったと思います。この記事はこんな感じで進みます。
こいつの言うこと聞いて大丈夫かと不安だと思いますが、ハードの次に考えるのはソフトです。
無料ソフトも十分優秀、いい時代
宅録やるにはソフトは必須。
これもいろんな種類があって、音がいいとか操作性が高いとかいろいろな特徴がありますね。
ですが最初はGarageBandとか、無料のDAWで大丈夫です。
Macユーザーでない方は次に紹介するオーディオインターフェイス付属の無料DAWとかでもいけます。
根拠は…ってこれはもういいですね。私が試した感想です。全然いけます。
PCではなくても大丈夫です。iPhoneやiPadにもGaragebandがありますし、むしろiOS版のガレバンならPC版にはないAbletonライクなライブモードがあります。いけます。
実際この記事を見るとリアーナのアンブレラはガレバンのループでできてるとか、Grimesはガレバンで作曲してるだとか。
すごいですね。
この記事は他にもOasisやNine Inch NailsはデモをGaragebandで作ってるとか、勇気をくれることばかり書いてあります。
あと先ほど挙げたSteve Lacyはガレバンユーザーです。彼は本当低価格DTMerの星ですね。
実際無料ソフトでもプラグインやエフェクトを追加できるので音作りはそこそこ凝れます。
制約はもちろんありますが、それも良し悪しです。
機能が多いと最初は何していいかわからなくなっちゃうこともあると思いますが、無料系のソフトは入門として位置付けていることが多いからチュートリアルが充実してたり、無料ゆえユーザーが多くて情報を集めやすかったり。
私は今有料版のAbleton使ってるのですがやれることがとにかく多く、ちょっと操作感が独特なのもあって慣れるまで時間がかかりました。
Garagebandはその点操作もクセが少なく、初心者がとっつきやすいよう考え抜かれてると思います。アンプやエフェクターのビジュアルが本物に近かったり、感覚的です。
なので最初は無料のやつでも何でもいいから手軽に始めて、ハマったら高いやつ買えばいいと思います。
(あとさっきあげた記事に書いてある小技。Logicを動かすためのiPadアプリ、LogicRemoteは何とGaragebandでも使えるみたいです。これでGaragebandでもミキシングがサクサクできます。LogicRemoteにはiPhone版もありますがちょっと機能が少ないみたい。こういう裏技探しも楽しいです)
どんどん意識が低くなってきましたが、ハードとソフトが揃ったのでとりあえず何とかなりますね。
では次ページからはもうちょっと宅録っぽくやりたい人に必須なアイテム、マイクとオーディオインターフェイスです。いやー意識低いね!
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