元リサイクルショップバイトが考える。その3 -最初のエフェクターとしてマルチエフェクターはいいのか悪いのか
こんにちは、あっているかもわからない自分の考えをひたすら書くシリーズ第3回です。
前回はこちら。
第一回はこちら。
ギターやってるんだーと言うとたまに聞かれる質問としてもう一つ、「ギターのエフェクター買いたいんだけれどマルチ買った方がいい?コンパクトがいい?」というものがあります。
今回はそれについても考えの整理がてら書こうと思います。
この記事でいうマルチとはLINE6のDL4などのようなひとつの種類に特化したマルチでなく、BOSSやZOOMに代表される、歪みから空間系まで全部入りのものとさせていただきますです。
だって特化マルチは考察するまでもなく、使ったら楽しいもの!
マルチを弄り倒して楽しく学ぶ
私は初めてエフェクター購入を考えている方にはマルチを推します。
これは先日書いた初心者に安いギターを勧める理由と変わりません。
どんなエフェクターを買うべきか、どのエフェクターがどんな効果をもたらすのか、まずは触ってみないことにはわからないと思うからです。
マルチには歪みから空間から変なものまで一通り揃っていますし、デフォルトのパッチを見ればどんなエフェクターでどんな音を作れるかもわかるようになりますし、エフェクターのスタンダードな並べ方も見れます。
なによりいじるの楽しいです。
いじくっているうちに思いもよらないこんな変化が!ってことも…。
そうしてエフェクターを触ってこんなエフェクターが欲しいなって物足りなくなった部分をコンパクトを購入するとわかりやすいと私は思います。
マルチは音質で劣るのか。
マルチエフェクターはこのようにいいところが多いのですが、やはりコンパクト派の方は多いです。私もコンパクトも大好きです。
コンパクトの方が集めるのはわくわくしますし自由度も格段に跳ね上がります。
しかし最近は減りましたが、ある一定数のコンパクト派の方は「マルチはどうしても音質がコンパクトに敵わないから…」という理由を挙げることがあるのです。
ただほんとうにそうなの?と私は前から疑問でした。
マルチを作っていることで有名なメーカーさんは(ZOOMを除き)コンパクトも同時に生産しています。そしてそのノウハウをマルチに生かしているなら、デジタルであるエフェクターにそこまでの品質の差のあるものを作るとは私には思えなかったのです。そして実際今のマルチの品質はプロもライブで使うほどとなっています。
なのになぜこのような意見が出るのかと思っていましたが、ある日楽器屋に十年以上前の古いマルチが持ち込まれてきてその理由がわかった気がしました。
どこのメーカーのマルチかは忘れてしまいましたが、ボディはプラスチックで踏めば壊れそう、液晶は数字しか表示されずエフェクトも分かりづらい。どのパッチにどのエフェクトが当てられているかも分かりづらい上に謎の音やたいして変わらない音のパッチも。
使いづらい、おもちゃみたい、音が悪い。
「マルチは質が悪い」とおっしゃる方の主張通りでした。
つまりは
若い頃マルチを買ったおじさんが品質にショックを受ける
→コンパクト以外買わなくなる
→若い世代に体験談としてマルチは音が悪いから使わなくて〜という
→そっか!マルチは音が悪いんだ!と若い世代が理解する
こんな流れなのかなと思いました。多分。
今は音の品質も向上していますし、マルチですと複数のエフェクターを一台でまかなえるので配線による音の劣化を防げます。さらに配線が少ないというのはつまりトラブルが少ないということで。むしろプロやスタジオミュージシャンの方にマルチの使用者は増えているとも聞きます。
ので音質、ノイズを気にされる方にも実はマルチがオススメだったりします。コンパクトはコンパクトで自由度は高いし何よりときめきますし好きなんですけどもね。マルチ優秀だと思います。
ではどんなマルチがいいのか。
それについては長くなったのでまたいずれ。
読んでいただきありがとうございました!
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