ギター紹介4 -Ibanez RGKP6をマシューのように使えるか。

2021年5月31日

こんにちは、機材女です。この挨拶だと妖怪みたいだなって思いました。

今回はアイバニーズさんから出ましたカオスパッドギターです。

ステッカーのダサさはご愛嬌。買ったのクリスマスでテンション上がってたんです。今は剥がした。

かっこいい画像はこっちこっち。

改造やオーダーメイド、マシューのシグネイチャーでは見かけたことがあるけれど、最初からカオスパッドありきの市販されてるギターやベースってもしかしたら初めてなんじゃないでしょうか。しかもこの価格帯。

サウンドハウス

カオスパッドギター使い、マシューベラミー

カオスパッドギターの先駆者!というか一人しかいなくて独走状態!な人といえば

MUSEのマシューベラミー!

2:50ごろからカオスパッドタイム。

ライブでこんな感じにぴゅんぴゅん言わせちゃってます

マシューのギターのカオスパッド位置はブリッジ下。このRGKP6はボディの向かって右で弾きながら触れる位置です。マシューは何であんないちいち演奏中断しなくちゃ弾けない位置にパッドをもってきたかという疑問は前からありました。
しかしギターソロ動画を見漁るうちにマシューはカオスパッドの内蔵音源を使うだけでなくカオスパッドをワーミーのMIDIコントローラーとして使い、さらに一瞬のうちにファズファクのつまみを弄り、その発振の音程を操作しているものという仮説が生まれました。

そうなるとファズファクのコントロールとカオスパッドをまとめて設置するにはかなりの面積が必要なので後ろにしたのかなと。そもそも発振コントロール用なら弾きながらいじれる位置じゃなくていいわけですし。

マシューカスタムギターのスペックを見ると、キルスイッチをファズファクの後ろに仕込んであるんですが、もしかしてその配置もこの用途によるものかと思いました。

あのギターは演奏云々より「いかにファズファクの発振を活かせるか」ということに重きをおいたマジ変態ギターだった…!!

という妄想です。

確かこの記事書いていた時にはインフルエンザだった記憶があります。

しかし仮にもしそうだったとしたら、コンセプトからして斜め上をいくギターなのではないでしょうかマシューギター。
コンセプトがそうだと仮定するならばあのコントロール部の配置、内蔵エフェクトの配列、すべてが計算されつくされていてつくづく美しいギターだなと改めて感心しました。

RGKP6を弾いてみてのレビュー

そこで話は戻ってアイバニーズkpシリーズ。この子たちはマシューみたいなプレイをしたい方の理想とは別物かと。

こちらの方が優等生というか、演奏ありきで考えられている分扱いやすいギターではあると思います。

…というかRGKP6についているミニカオスパッドにはマシューがよく使うソロの音が入っていない上あとから音を付け足すこともできないのでMUSEの再現は無理です。

その代わりに入っているワンショットサンプラーが意外と使えます。

SDカードに自分で入れた音を再生できますので一番好き勝手できる部分だと思います。

あとカオスパッドを後付けする方式なのですが、このカオスパッド、バンク切り替えがちょっとしづらいです。何かするとすぐバンク切り替え画面から移動してしまうので。

あと電池式なのでちょっとこわいです。電池が減ると音量が急に小さくなったりします。いっそ電源ケーブル通してもらえた方が安心できたかもしれません…

あと弾きながらエフェクトをかけられるってふれこみでしたが、パッドにさわりながら弾くのって本当にコツとそこそこの手のサイズがいるなーとは思いました。パッドの端まで触らないとかかりの弱いエフェクターもあるので。

あとパッド前段にくるように歪みも仕込まれているのですが、それの質がなかなかいいです。お値段をみてどんな歪みだろうと思ってましたが普通に良い。

いっそMIDIコントローラーとかUSBコントローラーとかの方が消費電力少なくてよかったりしませんかね。なんて考えたりもしちゃいます。今のご時世どなたか作ってくれませんか。

ちなみに私はギターのシールドLR二本とエフェクターin outと電源ケーブル、MIDIコントローラーからカオスパッドへのケーブルが四方八方に伸びたタコ足ギターなるものを妄想したことがあります。誰か作ってください。

そんなIbanezの近未来ギターでした。楽しいプレイをしたい方は是非。