ギター紹介1 -いろは sakura改めわったんぐ

2021年5月31日

そろそろギターについても紹介します。
今回書くのは私のメインギター、いろはのsakuraです。

改造してある世界に一本のギター。
世界に一本だから名前もつけました。わったんぐ。ムスタング。わったんぐ!

サウンドハウス

元々どんなギターなのか

いろはっていうのはKEY楽器さんがオリジナルでやっているブランドです。このギターとギター弦がラインナップされています。

(追記、2016年ついにラインナップにベースが増えた模様です。試奏してまいりました。)

(さらに追記、速攻ベース共々廃盤になりまして2020年現在ギターもベースも手に入れること非常に難しい状態となっております。なんでや。)

そんなsakuraちゃん、触れ込みとしては

・Fender japanと同じ工場で作成
・GOTOのペグ
・コンセプトは「和と女性」
・オリジナルシェイプ

こんな感じを売りに販売されておりました。

テレキャスっぽいPUに、かなり細いネック。
ネックの細さとしては似た様な細さのものが他にもあるレベルなのかもしれないですが、それに加えて薄いため本当に楽々遠くに手が届きます。

ただ私の手は結構ごついので、このギターに変えてしばらくの間は何回か手首を痛めていました。
細すぎるためパワーコードのときに手首が回りすぎていたようで、パワーコード握り込む形に直してやっと安定して使えるようになりました。

木材はバスウッド。とにかく軽いです。やっぱり軽さって大事です。
音はミドルに詰まった丸っこい感じ。ハイにキンキンな音はあまり好きでないのですごく私向きです。クリーンでも好きな音するんですよ…
羽子板だかかまぼこ板だかわからないようなヘッドは目をひくらしく、ライブハウスに行くとPAの方から質問攻めにあうこと多数。

ボディはムスタングとジャズマスの合いの子みたいな。
この二つを混ぜるってカートコバーンが発案して大コケしたあの悪名高いジャグスタングを思い出しますね。

ただジャグスタングが「上:ムスタング 下:ジャズマス」だとしたら
sakuraは「上:ジャズマス 下:ムスタング」

カートは混ぜ方を間違えたんじゃないかしらと思います。それくらいsakuraちゃんのボディかわいいです。

あとGOTOのペグ!GOTOのペグ搭載だよ!とGOTOペグをすごく推していました。実際チューニングいい感じ。

女の子向けギター、改造して謎スペックへ

ということで初期スペックにも一目惚れしたのですが、試奏中に「この子にアームがつけば最強では?」と思いついてからが大変でした。

ボディがムスタング並みに薄いためザグリができません。なので通常のアームを後付けすることはほぼ無理。
ムスタングのアームをつけることも考えましたが、それってもうムスタングでいいじゃんと思ったためボツ。

いろんな方に聞きまくり、検索し、なんとかザグラなくてもいいアーム付きブリッジを発見しました。
それの取り付けをsakuraを作っている工場さんに頼んだんですが、あまりに無茶な工事だったためいろいろな不具合が…

まず調整が自分でも楽器屋の店員さんでも無理な仕様になってしまいました。2時間近く頑張らせてしまいましたが無理でした。すいません。

なので馴染みのリペアショップにもっていったところ、サイズのあわないブリッジを無理に載せたため取り付け位置が歪んでしまっていることが判明。
なのでもう一度穴を埋め戻してもらい、ネジを一つ一つ削って上下逆に付け直すというものすごい調整を施してもらいました。感謝。別にKey楽器が悪いんじゃない。わけわからんことを頼んだ私が悪い。

あともう一つの改造が1vol,1toneからの2vol,1tone化。これによってPUのミックスやスイッチング奏法が可能に。

(2020年追記 : トーンのポッドを押し込みもできるタイプに変更してキルスイッチを兼ねる感じにしました。思い返して何をとち狂ったんだろうってなってる。)

そんな感じで見た目はそのまま魔改造。いろいろな方に迷惑をかけた結果、初心者女子向けsakuraちゃんが

「ムスタングだかジャズマスだかよくわからないボディにテレキャスのようなPUがのっていて、ストラトのようなアームプレイが可能で、電気まわりはレスポール(?)」

というわけのわからないギターに生まれ変わりました。なんだこれ

最初に楽器の改造を頼んだKEY楽器の店員さんに「このギター買ってく女の子はたくさんいたけれどこんなわけのわからない改造頼んできたのはあなたが最初だし多分最後だと思う」と言われました。本当にご迷惑おかけいたしました…。

その後いろはちゃんは廃盤になりまして新品は手に入らなくなり、未改造品も手元に置いておきたくなったので白バージョンのしろいろはを中古で購入、手持ちに加わることとなりました。それくらい惚れ込んだ僕の愛機です。

ということでメインギターのお話でした。読んでいただきありがとうございました!